【雑誌掲載】『家庭画報12月号』

『家庭画報12月号』に帯を掲載していただきました。

p.118 にて福田喜重工房さんと桝屋高尾のコラボレーション作品をご紹介していただいております。

 

福田喜重工房さんに手描きの絵箔を制作していただき、その貴重な絵箔を桝屋高尾が手織りのねん金綴錦に織り込んだ作品です。

 

実は箔に絵を描く際、実寸そのままのサイズで描いてしまうと織り上がった際に柄が伸びてしまいます。

ですので、縮尺を計算し、織り上がりを想像しながら繊細な柄を描かなければなりません。

織り上がるまで本当の寸法で柄を見ることが出来ないので、高度な技術が必要な作業です。

 

製織の際には、同じものは存在しない貴重な箔を使用する為、お太鼓やお腹の柄がズレないよう細かく寸法を確認しながら普段よりも一層慎重に織り進めました。

また、箔の地には無地箔ではなく柄箔屋さんに柄箔を作っていただきました。

箔の地の柄もズレないよう気配りしながら織り進めます。

手間や時間がかかっている分、より深みのある帯地に仕上がりました。

 

絵箔以外の部分にはねん金綴錦らしい亀甲文様を。

「ねん金糸」のボリュームが帯に立体感をプラスしてくれています。

様々な職人の手によって完成したこちらの帯。ぜひお手に取って紙面にてご覧ください!

 

また、こちらの帯は動画内でもご紹介しています。

柄は異なりますが実際の絵箔もご覧いただけますので、こちらも合わせてお楽しみください!

※ 画像クリックでYouTubeへ移動します

 

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