【コラム】植村なおみの桝屋高尾さんぽ【第6回】

2025-05-27 2025-05-27

『京さんぽ番外編！なおみの桝屋高尾さんぽ(o^^o)』

いつもは、YouTubeで桝屋高尾の高尾朱子社長と一緒に、着物のコーディネートや着物を着るコツなどなどを皆さんにお届けしていますが！
今月から桝屋高尾のHPで、1人の桝屋高尾ファンとして、桝屋高尾にまつわるアレやコレを、私、植村なおみが、ひと月に2回、隔週水曜日にお届けして参ります☆
桝屋高尾の世界をお散歩しながらお伝えして行くコラムです。
どうぞ宜しくお願いします！！

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【コラム】植村なおみの桝屋高尾さんぽ【第5回】

第6回☆
〜桝屋高尾と人間国宝の技がコラボした新ブランド『SIORI』。お楽しみは展示会だけではありません！〜

先日、行われた桝屋高尾の新ブランド『SIORI』の展示会。とっても大好評で沢山の方にお越しいただきました。

桝屋高尾の煌びやかな帯に、人間国宝である先代の技術を受け継ぐ福田工芸刺繍研究所の素晴らしい技術！
ほかでは出会えない唯一無二の作品に、思わずテンションが上がりました〜(o^^o)

そもそも、業界初の和装オートクチュールブランド『SIORI』が誕生したのには訳があるんです。

老舗帯匠の桝屋高尾と福田工芸染繡研究所。歴史と伝統を守る両社とも、現在の礎を築いた偉大な先代を最近見送っていたのです。
今や桝屋髙尾の代表作となった「ねん金綴錦」を作り上げた先代の髙尾弘さん。
そして日本の刺繍分野でただ一人、重要無形文化財保持者（人間国宝）に認定された前代表の福田喜重さん。
今もなおその伝統の技術と想いは、それぞれの工房で引き継がれています。

新作　引箔と箔加工技術の融合

その後継者たちは考えました。
新しい時代の着物の在り方を…

今あるものや価値観が大きく変わってしまったコロナ禍の2020 年。今後のモノづくりへの不安感や疑問。そして気づいたのは、業界の中で手をたずさえて行くこと。1＋1は2ではなく、様々な可能性を内包する無限大へと続くのではないかと。素晴らしい伝統と技術の二つの工房がコラボしたら、今までになかったものを作り出し、その可能性は無限に広がるのではないかと。
これまで“染”と“織”は近くて遠い存在だったけれど、一緒にものづくりをすることで業界初となる取り組みが出来るのではないかと。

桝屋高尾の帯を織る素材である和紙を使っ
たキラキラ輝く箔に、福田工芸染繡研究所が一つ一つ手描きで柄を描く。そんな技術の粋を極め出来上がった絵箔を今度は桝屋髙尾が一本一本丁寧に引き入れて織り込んでいく。
まさに世界に誇る唯一無二の作品を皆様の手に届けるブランドなのです。

絵箔　枝垂れ梅

そして、その工程をお客様の好みや意見を取り入れて進めて行く。まさに“和装オートクチュール”の世界。
お客様と製造元が共に喜びを分かち合える、他には類を見ない仕組みとなります。フルオーダーもセミオーダーもあり、その製造工程をお客様に公開し共に作り上げていく。安心して自分だけの、唯一無二のきものをつくることができるのです。

そんな次の時代を生きる本物のきものファンのためのブランド『SIORI 』は、一年を通して金閣寺サロンに連絡を頂けたら、いつでもオーダーが可能です。秋に予定している結婚式や授賞式に合わせて、世界で一枚だけの着物、一本だけの帯を作ることが出来ます。

ものづくりにかける情熱。日本の伝統と技術を集結させた芸術作品を、どうぞ纏ってみて下さい( ^ω^ )

金閣寺サロン
〒603-8362
京都市北区衣笠馬場町47-3
075-204-5858
担当　田中靖人

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